2021.11.18
コラム
純資産総額100億円突破
2008年10月20日、リーマンショックの荒波の中でユニオンファンドは純資産総額1億800万円で運用がスタートしました。2021年10月20日に13周年を迎えましたが、その前日の2021年10月19日に純資産総額が100億円に到達いたしました。
当日の基準価額は31,052円とスタート時の3.1倍となりましたが、純資産総額はなんと92.5倍にもなっています。このことは、純資産総額100億円到達はお客様からの資金(購入)の増加の力がどれほど大きかったのかということを示しています。これまでご利用いただいたお客様には感謝の言葉しかありません。
当日の基準価額は31,052円とスタート時の3.1倍となりましたが、純資産総額はなんと92.5倍にもなっています。このことは、純資産総額100億円到達はお客様からの資金(購入)の増加の力がどれほど大きかったのかということを示しています。これまでご利用いただいたお客様には感謝の言葉しかありません。
純資産総額100億円までの道のりから見えるユニオンファンドの特徴
ここで純資産総額100億円到達までの13年間の道のりを、基準価額の推移と共に見てみます。
この経過を見る中で、私がもっともユニオンファンドの特徴を表していると思うのが40億円到達の部分です。
純資産総額が30億円に到達した2014年11月4日の基準価額は20,370円でした、その後も基準価額は上昇を続け、2015年5月29日には基準価額は13%上昇の23,014円となり、純資産総額は27%増の38億円となりました。
その後基準価額は下落に転じて最大で20%以上下がりますが、純資産総額の減少は10%程度までにとどまり、その後基準価額がピークから14%も低い19,736円だった2016年7月19日に40億円に到達したのです。純資産総額30億円到達時と比べても、基準価額が3.1%下落しているのに、純資産総額はなんと33%も増えていることになります。
純資産総額が30億円に到達した2014年11月4日の基準価額は20,370円でした、その後も基準価額は上昇を続け、2015年5月29日には基準価額は13%上昇の23,014円となり、純資産総額は27%増の38億円となりました。
その後基準価額は下落に転じて最大で20%以上下がりますが、純資産総額の減少は10%程度までにとどまり、その後基準価額がピークから14%も低い19,736円だった2016年7月19日に40億円に到達したのです。純資産総額30億円到達時と比べても、基準価額が3.1%下落しているのに、純資産総額はなんと33%も増えていることになります。
目先の価格変動にとらわれずにつみたてを続ける
このような推移となったのは、たくさんのお客樣が短期的な基準価額の上下動に一喜一憂せずに淡々とつみたて(定期定額購入)を続けてくださったからです。
基準価額の下落が続くと、買ってもすぐに評価損が発生するため購入を止めてしまうことがよくあります。それだけでなく、減っていく評価益(増えていく評価損)に耐えられずに換金する“狼狽売り”も多く出てしまいます。このようなお客樣が多いと資金が流出し、純資産総額は基準価額の下落以上の比率で減少してしまいます。
しかし、弊社のお客様は基準価額の下落は“安くたくさん買える時期”ととらえて買い続けてくださいますし、慌てて換金するという方もとても少ないため、ユニオンファンドには毎月新たな資金が追加され、基準価額が下落しても純資産総額の減少率が抑えられ、場合によっては増えることさえあったのです。
そのことにより、純資産総額30億円到達時より低い基準価額で40億円に到達できたのです。
さらに、この“安くたくさん買う”ことを続けていただいたことが、下記のようにその後の基準価額上昇による資産成長の元となりました。
2017年3月15日 基準価額22,944円(+16%) 純資産総額50億円(+25%)
2017年11月6日 基準価額26,005円(+32%) 純資産総額60億円(+50%)
その後の純資産総額70億円、80億円達成の時には、基準価額が共に60億円の時を下回る現象が再度起きています。このようなことを繰り返しながらも、基準価額は過去最高を更新し、純資産総額も100億円に到達したのです。
上記のような資産の成長過程は、当然ながらつみたて投資を継続されたお客様の資産にも言えることです。
基準価額の下落が続くと、買ってもすぐに評価損が発生するため購入を止めてしまうことがよくあります。それだけでなく、減っていく評価益(増えていく評価損)に耐えられずに換金する“狼狽売り”も多く出てしまいます。このようなお客樣が多いと資金が流出し、純資産総額は基準価額の下落以上の比率で減少してしまいます。
しかし、弊社のお客様は基準価額の下落は“安くたくさん買える時期”ととらえて買い続けてくださいますし、慌てて換金するという方もとても少ないため、ユニオンファンドには毎月新たな資金が追加され、基準価額が下落しても純資産総額の減少率が抑えられ、場合によっては増えることさえあったのです。
そのことにより、純資産総額30億円到達時より低い基準価額で40億円に到達できたのです。
さらに、この“安くたくさん買う”ことを続けていただいたことが、下記のようにその後の基準価額上昇による資産成長の元となりました。
2017年3月15日 基準価額22,944円(+16%) 純資産総額50億円(+25%)
2017年11月6日 基準価額26,005円(+32%) 純資産総額60億円(+50%)
その後の純資産総額70億円、80億円達成の時には、基準価額が共に60億円の時を下回る現象が再度起きています。このようなことを繰り返しながらも、基準価額は過去最高を更新し、純資産総額も100億円に到達したのです。
上記のような資産の成長過程は、当然ながらつみたて投資を継続されたお客様の資産にも言えることです。
投資信託の運用にも好影響
投資信託の運用においても、先ほど挙げた“安くたくさん買う”は重要です。基準価額が下落する時は株式市場が下落している時期ですから、投資信託の運用においても“安く買い仕込みたい”タイミングになります。
この時にお客樣が大量に換金されると、買い仕込むための資金を支払いに充てることになりますし、最悪の場合にはお客樣への支払いのために既に組み入れていた投資先商品を売却して現金化しなければならなくなることもあります。運用側の意思に反して、安く買える時に買えなくなったり、あるいは逆に売らなくてはならなくなる、というのはとても残念なことです。
実際、2016年の株価下落時にユニオンファンドは大きく買い増しを行っています。ユニオンファンドは株価が割高で下落リスクが大きいと思われるときは現金比率を引き上げる対応も行っており、この時には現金比率を高めてあったため、仮に大量の換金注文が入っていたとしても買い増しを行うことはできたと思います。
ただ、このような運用方針に沿った運用ができるのも、お客樣がつみたて(定期定額購入)を続けてくださったことで買い増しの資金を用意できていたからです。
私たちは、働く仲間が資産づくりを行っていくのには、長期的に成長が期待できる投資先に積み立てを行いながら、必要な時に必要な金額だけを換金しながら投資を継続する『長期つみたて“ほったらかし”投資』が有効であると考えています。さらに、そのような投資を行うお客樣を増やすことが、お客樣が安心して長期で投資を続けられる良い投資信託を作ることになると考え、主にセミナーや個別相談等お客様と直接接点を持ちながら、丁寧に『長期つみたて“ほったらかし”投資』の有効性と魅力をご説明しています。
その結果、お客様の約75%がつみたて投資を行っており、口座開設から10年経過した時点でも85%以上の方が継続保有してくださっています。こういった多くのお客様の資産の成長と共にユニオンファンドも成長し、その資産の総和である純資産総額が100億円となったのです。
今後もお客樣とWin-Winの関係を築いていけるように、“生涯投資の道”を一緒に進んでいきたいと思っております。引き続き、どうかよろしくお願いいたします。
この時にお客樣が大量に換金されると、買い仕込むための資金を支払いに充てることになりますし、最悪の場合にはお客樣への支払いのために既に組み入れていた投資先商品を売却して現金化しなければならなくなることもあります。運用側の意思に反して、安く買える時に買えなくなったり、あるいは逆に売らなくてはならなくなる、というのはとても残念なことです。
実際、2016年の株価下落時にユニオンファンドは大きく買い増しを行っています。ユニオンファンドは株価が割高で下落リスクが大きいと思われるときは現金比率を引き上げる対応も行っており、この時には現金比率を高めてあったため、仮に大量の換金注文が入っていたとしても買い増しを行うことはできたと思います。
ただ、このような運用方針に沿った運用ができるのも、お客樣がつみたて(定期定額購入)を続けてくださったことで買い増しの資金を用意できていたからです。
私たちは、働く仲間が資産づくりを行っていくのには、長期的に成長が期待できる投資先に積み立てを行いながら、必要な時に必要な金額だけを換金しながら投資を継続する『長期つみたて“ほったらかし”投資』が有効であると考えています。さらに、そのような投資を行うお客樣を増やすことが、お客樣が安心して長期で投資を続けられる良い投資信託を作ることになると考え、主にセミナーや個別相談等お客様と直接接点を持ちながら、丁寧に『長期つみたて“ほったらかし”投資』の有効性と魅力をご説明しています。
その結果、お客様の約75%がつみたて投資を行っており、口座開設から10年経過した時点でも85%以上の方が継続保有してくださっています。こういった多くのお客様の資産の成長と共にユニオンファンドも成長し、その資産の総和である純資産総額が100億円となったのです。
今後もお客樣とWin-Winの関係を築いていけるように、“生涯投資の道”を一緒に進んでいきたいと思っております。引き続き、どうかよろしくお願いいたします。
(赤津 正)
- このコラムは、掲載時点での意見・見通し等であり、将来の運用成果や市場環境等の変動を保証するものではなく、将来予告なしに変更することがあります。
- 金融商品等への投資は、その価格の変動等により損失を生じることがあります。
- 金融商品等ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、目論見書等をよくお読みいただき、ご自身でご判断ください。