2018.12.28
コラム
10周年を迎え、改めて「ユニオンファンド」とは
世界の株式市場が大きく揺れた2018年も間もなく終わろうとしています。株価の大幅な下落を見て、やっぱり株は怖い、難しいと頭を抱えている投資家がたくさんいることでしょう。前年がとても穏やかで順調に上昇しただけに、なおさらです。
そんな2018年、ユニオンファンドはお蔭さまで設立から10年という節目の年を迎えることができました。この間、ユニオン投信を信じて貴重なおカネを投資に回してくださったお客様に深く感謝申し上げます。
10周年に当たり、ユニオンファンドの特色について改めて確認したいと思います。
そんな2018年、ユニオンファンドはお蔭さまで設立から10年という節目の年を迎えることができました。この間、ユニオン投信を信じて貴重なおカネを投資に回してくださったお客様に深く感謝申し上げます。
10周年に当たり、ユニオンファンドの特色について改めて確認したいと思います。
【投資目的と運用方法が一貫している】
世の中のファンドには、短期で利益を上げるためなのか、毎月のお小遣いの足しにするためなのか、長期の財産づくりのためなのか、といった投資目的が不明確なものが数多く見られます。
お客様の側もまた、何のためにそのファンドを買うのかが曖昧であり、そのファンドが自分の投資目的にかなった運用をするのかどうかには、さほど注意を払いません。儲かるならなんでもいいというわけです。後になって「話が違う」と問題になるのは、このあたりに原因があると思っています。
一方、ユニオンファンドは、働く仲間たちの将来に役立つ長期の財産づくりが目的であることを明確に掲げており、ほとんどのお客様もそのつもりでお買いくださっています。ですから、ファンドの運用もその目的を達成するために最も適切と考えられる方法を一貫して採ることができます。これは運用者にとっては大きな利点です。
一般にはリスクが高いからと敬遠されがちな株式への投資のみを行っているのも、長期的なリターンが最も高いのは株式だからであり、それがお客様の投資目的に合致していると考えているからです。
お客様の側もまた、何のためにそのファンドを買うのかが曖昧であり、そのファンドが自分の投資目的にかなった運用をするのかどうかには、さほど注意を払いません。儲かるならなんでもいいというわけです。後になって「話が違う」と問題になるのは、このあたりに原因があると思っています。
一方、ユニオンファンドは、働く仲間たちの将来に役立つ長期の財産づくりが目的であることを明確に掲げており、ほとんどのお客様もそのつもりでお買いくださっています。ですから、ファンドの運用もその目的を達成するために最も適切と考えられる方法を一貫して採ることができます。これは運用者にとっては大きな利点です。
一般にはリスクが高いからと敬遠されがちな株式への投資のみを行っているのも、長期的なリターンが最も高いのは株式だからであり、それがお客様の投資目的に合致していると考えているからです。
【つみたて投資の比率が高い】
ユニオンファンドは、設立来、セミナーを中心にしてずっと長期つみたて投資(「定期定額購入」)を積極的にお勧めしてきました。そもそも財産づくりの最初の段階ではまとまった資金がなくて当然なので、それに対応したわけです。加えて、つみたて投資には、株価の大きな変動を味方につけることができるという優れた力があります。投資初心者にも向いており、働く仲間たちが一生懸命働きながら長期の財産づくりをするにはもってこいの手法と言えます。
第10期交付運用報告書の26ページにも記載してありますが、ユニオンファンドの口座を開設しておられる方の76.3%がつみたて投資を利用されています(2018年9月末現在)。この割合は、日本での公募ファンドとしてはおそらく最高だと思います。さらに、つみたて投資を長期で続けていただけている方も多く、ユニオンファンド設定1年目に口座を開設していただいたお客様のなんと87.3%が継続して口座を保有されています。
市況の変動に右往左往して売ったり買ったりすることなく、着実につみたて投資を行うお客様が多数おられることにより、ユニオンファンドには継続的に資金が入っており、2014年1月以降、基準価額が下落していた時期も含めて現在(2018年11月)までずっと月間の流入(買付)額が流出(解約)額を上回る純流入が続いています。このことは運用をする側にとって利点であることはもちろんですが、それ以上に長期で財産づくりをされようと思っているお客様にとっても安心して投資を始め、そして長く続けることができる利点になります。
また、このことが「一億人の投信大賞2017」受賞の大きな力ともなったと考えています。
第10期交付運用報告書の26ページにも記載してありますが、ユニオンファンドの口座を開設しておられる方の76.3%がつみたて投資を利用されています(2018年9月末現在)。この割合は、日本での公募ファンドとしてはおそらく最高だと思います。さらに、つみたて投資を長期で続けていただけている方も多く、ユニオンファンド設定1年目に口座を開設していただいたお客様のなんと87.3%が継続して口座を保有されています。
市況の変動に右往左往して売ったり買ったりすることなく、着実につみたて投資を行うお客様が多数おられることにより、ユニオンファンドには継続的に資金が入っており、2014年1月以降、基準価額が下落していた時期も含めて現在(2018年11月)までずっと月間の流入(買付)額が流出(解約)額を上回る純流入が続いています。このことは運用をする側にとって利点であることはもちろんですが、それ以上に長期で財産づくりをされようと思っているお客様にとっても安心して投資を始め、そして長く続けることができる利点になります。
また、このことが「一億人の投信大賞2017」受賞の大きな力ともなったと考えています。
【10年であげた成果と今後】
最近の株価大幅下落の影響で、ユニオンファンドの基準価額も20,831円まで下落しています(2018年12月26日現在)。それでも設定来のリターンは年率で約7.4%です。この10年間は文字どおり山あり谷ありで、何度か大きな値下がりも経験しました。ユニオンファンドは株式に投資していますから、値動きは大きいです。現在も一歩後退中ですが、買っているのは世界の優れた企業ですから、下がり続けることはなく、いずれは上がる可能性が高いと確信しています。
運用成績はもちろん重要ですが、ユニオンファンドの目的はお客様の長期の財産づくりですから、その目的を果たせているかという点はもっと重要です。この10年間で、たくさんの方に長期つみたて投資の有用性をお伝えして、前述したように多くのお客様につみたて投資を行っていただいています。その結果として、安心して長期つみたて投資を継続できるファンドになっていることは大きな前進であり、これもひとえにご利用いただいているお客様のお力(つみたて投資の実践)によるものだと感謝しています。
長くつみたて投資を経験されている方なら実感していただけるでしょうが、つみたて投資の強みは、下がった時に同じ金額でたくさんの口数(投資信託の数量のこと)を買えることにあります。ここ2年ほど前から始められた方は、最近の値下がりでがっかりしているかもしれませんが、今は頑張って継続していただきたいです。下がった時に買い続けることが、次の上昇での資産増大の大きなエネルギーになるからです。せっかく始めたつみたてを止めたり減額したりというのは、もったいない話です。「ユニオンファンドを安く、たくさん買える」と思うことが肝心です。
ユニオンファンドの運用成績を高めるためにやれることはまだまだあります。さらに、一人でも多くの方に株式投資や長期つみたて投資の有用性を理解いただき、ユニオンファンドになじんでいただけるよう、分かりやすいご説明の機会を増やしていくことも重要課題と考えています。
ここまで着実に育ってきた「株式投資で長期の財産づくり」という流れを一層広めていけるよう、今後も社員一同頑張ってまいりますので、現在ユニオンファンドで長期つみたて投資を実践されている皆さんもぜひご一緒にお付き合いをいただきたいと思っています。
運用成績はもちろん重要ですが、ユニオンファンドの目的はお客様の長期の財産づくりですから、その目的を果たせているかという点はもっと重要です。この10年間で、たくさんの方に長期つみたて投資の有用性をお伝えして、前述したように多くのお客様につみたて投資を行っていただいています。その結果として、安心して長期つみたて投資を継続できるファンドになっていることは大きな前進であり、これもひとえにご利用いただいているお客様のお力(つみたて投資の実践)によるものだと感謝しています。
長くつみたて投資を経験されている方なら実感していただけるでしょうが、つみたて投資の強みは、下がった時に同じ金額でたくさんの口数(投資信託の数量のこと)を買えることにあります。ここ2年ほど前から始められた方は、最近の値下がりでがっかりしているかもしれませんが、今は頑張って継続していただきたいです。下がった時に買い続けることが、次の上昇での資産増大の大きなエネルギーになるからです。せっかく始めたつみたてを止めたり減額したりというのは、もったいない話です。「ユニオンファンドを安く、たくさん買える」と思うことが肝心です。
ユニオンファンドの運用成績を高めるためにやれることはまだまだあります。さらに、一人でも多くの方に株式投資や長期つみたて投資の有用性を理解いただき、ユニオンファンドになじんでいただけるよう、分かりやすいご説明の機会を増やしていくことも重要課題と考えています。
ここまで着実に育ってきた「株式投資で長期の財産づくり」という流れを一層広めていけるよう、今後も社員一同頑張ってまいりますので、現在ユニオンファンドで長期つみたて投資を実践されている皆さんもぜひご一緒にお付き合いをいただきたいと思っています。
(久保田 徹郎)
- このコラムは、掲載時点での意見・見通し等であり、将来の運用成果や市場環境等の変動を保証するものではなく、将来予告なしに変更することがあります。
- 金融商品等への投資は、その価格の変動等により損失を生じることがあります。
- 金融商品等ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、目論見書等をよくお読みいただき、ご自身でご判断ください。