2017.09.09
コラム
コスト<運用成績<信頼感 ②
【ファンドと運用会社への信頼感】
最終的にどれほど素晴らしい運用成績を上げるファンドであっても、基準価額は途中で必ず下がります。下がらないで上がるだけというわけにはいきません。
下がった時に、「このファンドなら、この運用会社なら大丈夫」という確信、あるいは信頼感を持っていただいているかどうかは、コストや短期の運用成績よりも財産づくりにとって重要だと思っています。
ファンドへの信頼感があって初めて、基準価額が多少下がろうとも売らないで頑張ることができます。「上がったからそろそろ下がりそうだ」と心配して売る必要もありません。仮に心配が当たって値下がりしたとしても、信頼できるファンドであれば、そこは買い増せばいい話です。口数を増やせるチャンスなのですから。それは結果として、ファンドの運用成績以上の成果を投資家にもたらします。
下がった時に、「このファンドなら、この運用会社なら大丈夫」という確信、あるいは信頼感を持っていただいているかどうかは、コストや短期の運用成績よりも財産づくりにとって重要だと思っています。
ファンドへの信頼感があって初めて、基準価額が多少下がろうとも売らないで頑張ることができます。「上がったからそろそろ下がりそうだ」と心配して売る必要もありません。仮に心配が当たって値下がりしたとしても、信頼できるファンドであれば、そこは買い増せばいい話です。口数を増やせるチャンスなのですから。それは結果として、ファンドの運用成績以上の成果を投資家にもたらします。
【成長し続ける企業に投資することの意味】
そもそも、という話ですが、ユニオンファンドが投資している株式は企業が発行しているものであり、株式を持っているということはその企業の一部を所有しているということです。つまり、肝心なのは株価ではなく企業そのものです。
景気の変動や相場の揺れの影響を受けていくら株価が下がったとしても、企業自体が健全であれば、たいした問題ではありません。成長し続けている企業であるなら、株価はそれほど時間をおかずに元の水準に戻り、高値を更新しても不思議ではないのです。
値動きだけ見て投資していると、株価の下落は恐ろしいものに見えるに違いありません。しかし、企業をしっかり見て投資しているなら、「株価下落は買い増しのチャンスだ」とむしろうれしくなってもおかしくないくらいです。
景気の変動や相場の揺れの影響を受けていくら株価が下がったとしても、企業自体が健全であれば、たいした問題ではありません。成長し続けている企業であるなら、株価はそれほど時間をおかずに元の水準に戻り、高値を更新しても不思議ではないのです。
値動きだけ見て投資していると、株価の下落は恐ろしいものに見えるに違いありません。しかし、企業をしっかり見て投資しているなら、「株価下落は買い増しのチャンスだ」とむしろうれしくなってもおかしくないくらいです。
【相場を当てることより重要なのは投資先を選ぶこと】
そうなると、いよいよ企業を見抜く力がとても大切だということになります。本当に成長できるのか、つぶれてしまうことはないのか、という目利きの力が絶対的に重要です。
ユニオンファンドは、現在5本のファンドを組み入れています。その運用を担ってくれている4つの会社は、皆さんに代わって投資先企業の状況の把握と、より優れた企業の発掘に全力を尽くしています。
彼らの調査と運用の力はなかなかのものです。悪くても市場並み、全体としては市場の動きを上回る運用成績を収めています。私にとっては、信頼できるファンドばかりです。
株式投資は難しいという方は多いですが、それは、「ランダムに発生する雑音を予知し、相場を当てること」が投資だと思っておられるからのように思います。
長期の財産づくりを考え、投資先企業の成長とともに資産が増えればいいとお考えなら、「優れた企業に投資すること」を重視する必要はあっても、「いつ買うか」「いつ売るか」といった売買タイミングにエネルギーを割く必要はそれほどないと思っています。
ユニオンファンドは、現在5本のファンドを組み入れています。その運用を担ってくれている4つの会社は、皆さんに代わって投資先企業の状況の把握と、より優れた企業の発掘に全力を尽くしています。
彼らの調査と運用の力はなかなかのものです。悪くても市場並み、全体としては市場の動きを上回る運用成績を収めています。私にとっては、信頼できるファンドばかりです。
株式投資は難しいという方は多いですが、それは、「ランダムに発生する雑音を予知し、相場を当てること」が投資だと思っておられるからのように思います。
長期の財産づくりを考え、投資先企業の成長とともに資産が増えればいいとお考えなら、「優れた企業に投資すること」を重視する必要はあっても、「いつ買うか」「いつ売るか」といった売買タイミングにエネルギーを割く必要はそれほどないと思っています。
【ユニオンファンドが組入ファンドを選ぶとき】
繰り返しになりますが、株価は最終的には企業業績次第だと思っています。ですからユニオンファンドにとって重要な組入ファンドの選定も、こうした観点で行っています。
最も重視しているのは、企業をどれだけ丹念に調べているかという点です。つぶれる企業を排除し、成長し続けられる企業を見つけることができる能力を持ち、かつそれを地道に続けているかどうかです。
そこから少々下の方にある第二の重要ポイントは、そうやって選び抜いた企業をできる限り安い時に買う能力があるかどうかです。
優れた企業を選んでまあまあ割安な時に投資する、というこうした運用を地道に続けていけば、成果は後から自然についてくると私は確信しています。地味ではありますが、こうした投資方法はこれまで大きな成功を収めてきました。
最も重視しているのは、企業をどれだけ丹念に調べているかという点です。つぶれる企業を排除し、成長し続けられる企業を見つけることができる能力を持ち、かつそれを地道に続けているかどうかです。
そこから少々下の方にある第二の重要ポイントは、そうやって選び抜いた企業をできる限り安い時に買う能力があるかどうかです。
優れた企業を選んでまあまあ割安な時に投資する、というこうした運用を地道に続けていけば、成果は後から自然についてくると私は確信しています。地味ではありますが、こうした投資方法はこれまで大きな成功を収めてきました。
【コスト<運用成績<信頼感】
コストが低いことも、運用成績が優れていることも、ともに大切です。しかし、それとともに、あるいはそれ以上に、ファンドへの信頼感が大切だと私は思っています。
運用会社の使命は、結局のところお客さまである投資家の皆さんの財産づくりに貢献することです。どれだけコストが低くどれだけ運用成績が良くても、お客さまの財産づくりに最終的に貢献できていないのであれば、意味がないとさえ思います。
基準価額が下がるかもしれないと怖がることなく持ち続けていただけること、さらには値下がりしたら喜んで買っていただけること。
そうしたファンドにしていくために、運用はもちろんのこと、あらゆる機会を通じてお客さまが安心してお持ちいただけるように、今後も努力してまいります。
運用会社の使命は、結局のところお客さまである投資家の皆さんの財産づくりに貢献することです。どれだけコストが低くどれだけ運用成績が良くても、お客さまの財産づくりに最終的に貢献できていないのであれば、意味がないとさえ思います。
基準価額が下がるかもしれないと怖がることなく持ち続けていただけること、さらには値下がりしたら喜んで買っていただけること。
そうしたファンドにしていくために、運用はもちろんのこと、あらゆる機会を通じてお客さまが安心してお持ちいただけるように、今後も努力してまいります。
(久保田 徹郎)
- このコラムは、掲載時点での意見・見通し等であり、将来の運用成果や市場環境等の変動を保証するものではなく、将来予告なしに変更することがあります。
- 金融商品等への投資は、その価格の変動等により損失を生じることがあります。
- 金融商品等ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、目論見書等をよくお読みいただき、ご自身でご判断ください。